みなさん、こんにちは。
今節は敵地でバーデンダービー。ヨーロッパ出場へ勝ち点3だけを目指した一戦でしたが、思わぬ伏兵に阻まれる結果に終わりました。よりによってなんで彼にやられるんだ…。
試合データ
2019年3月16日(土) 23:30 K.O.
18/19 ブンデスリーガ 第26節
シュツットガルト 1-1 ホッフェンハイム
会場:メルセデス・ベンツ・アレーナ
《得点者》
42' クラマリッチ (0-1)
66' ツバー (VfB / 1-1)
主役になるはずだったクラマリッチ。しかし、kickerではこのゲームのMOTMを獲得。
今節のメンバー
今節のメンバーはこちらの18人でした。
《スタメン》3-1-4-2
GK:バウマン
DF:ポッシュ / フォクト / ビチャクチッチ
MF:カデジャーベク / グリリッチュ / シュルツ / デミルバイ / クラマリッチ
FW:ベルフォディル / ジョエリントン
《サブ》
シュトルツ / ブレネット / ネルソン / ビッテンコート / アミリ / ヒュブナー / サライ
《交代》
64' ジョエリントン → サライ
85' シュルツ → ネルソン
85' デミルバイ → ビッテンコート
歴史的ゴールも実らず。
- 戦評
残留争い真っ只中の16位シュツットガルトが、ホームにヨーロッパ争い真っ只中の8位ホッフェンハイムを迎えた一戦。ゲームは序盤からダービーらしくテンションの高いものに。最初のチャンスはホームチーム。DFの背後を取ったエスヴァインがシュートを放つもバウマンがこれをセーブ。今度はアウェイチームにチャンス。クラマリッチがキーパーを躱してシュートを放つも、相手DFにクリアされ得点とはならず。ピンチの後にはチャンスあり。シュツットガルトはインスーアのクロスをベックがボレーシュート。これはポストに救われたホッフェンハイム。42分にようやくゲームが動きます。デミルバイのパスを受けたベルフォディルからクラマリッチへ。エースが冷静にゴールに流し込んで先手を取り前半を折り返します。先制した勢いそのままに後半も攻めるホッフェンハイム。CKからカデジャーベクが合わせるもポストに阻まれ追加点とはならず。その後も決定機を外し続けたホッフェンハイムが一瞬の隙を突かれます。66分、ベックのグラウンダーの折り返しをツバーに合わせられ失点。その後勝ち越し点を目指して両チーム共にゴールを目指したものの得点は生まれずドロー決着に終わりました。
- 歴史的ゴールで先制。苦しい前半でリードを奪う。
前節ケガで欠場したデミルバイが復帰して、より万全の状態でダービーマッチを迎えたホッフェンハイム。しかし、序盤から相手の勢いに押し込まれる展開が続いてしまいました。それを象徴するのが5分に1本のパスで背後を取られてシュートまで持っていかれてしまったシーン。ここはバウマンの好セーブで難を逃れましたが、嫌なゲーム展開になると予感させるような立ち上がりを見せてしまいました。時間の経過と共に自分たちの時間を作り出せるようになったホッフェンハイム。悪いながらに相手ゴールを脅かすことができるのがこのチームのいい所だと思うので、相変わらず決めきれなかったものの、この日もそれをしっかりと出せた事は評価していい所だと思います。その後42分にクラマリッチがゴールを奪って先制に成功したホッフェンハイム。この得点はホッフェンハイムの選手としてブンデスリーガ通算46点目となり、この数字はトップのクラブで長年プレーしたサリホビッチに肩を並べる歴史的得点でした。メモリアルゴールでリードを奪ってハーフタイムへと向かいました。
- 相手の気迫に押し込まれた後半。
迎えた後半、いきなりセットプレーから決定機を迎えるも決めきれず。その後デミルバイのシュートも得点には至らず、なかなか追加点を奪えずにいたホッフェンハイム。66分にベックの折り返しをツバーに決められ追いつかれてしまいます。得点者のツバーは現在ホッフェンハイムからローン移籍中。そして、アシストのベックはホッフェンハイムの選手としてブンデスリーガ最多出場という縁のある選手に完璧に崩されてしまいました。勝ち越しゴールを奪いたいホッフェンハイムでしたが、流れが完全にホームチームのものになってしまい、前への推進力が90分を迎えるあたりでほとんど無いような厳しい状況に陥ってしまいました。第20節のフォルトゥナ戦のような状態と言ったら分かりやすいかもしれませんね。交代も遅く、2枚替えを敢行した85分から僅か5分+αで仕事ができるかもしれませんが、ネルソンをWBに置いてしまっては短時間で仕事が出来るとは思えず。失望感と共にタイムアップを迎えました。ツバーにやられたという事と、不甲斐ない戦いぶりに苛立ちを感じてしまいました。
失意のまま中断期間へ。気持ちを切り替えて残り試合を戦ってほしい。
試合後コメント
- ナーゲルスマン監督
「今日の結果として1ポイントを得たことは問題ありません。僕たちは前半を支配して、ゲームが進むにつれて自分たちのプレーを続けたけど2点目のゴールを奪うことが出来ませんでした。
得点できなかったという言い訳をせずに1-0で最後まで戦わないといけない時もある。イコライザーの後、ゲームは構造が欠けていました。
クラマリッチはノンストップでプレーしていいゲームとなりました。彼はサリホビッチに肩を並べるのに相応しいです。」
- ケビン・フォクト
「僕たちは3ポイントを望んでいたので、少しがっかりしています。プラン通りにプレーできずシュツットガルトにチャンスを与えてしまいました。ドローは妥当だと思います。」