けれむのブログ

サッカー素人の筆者が、主にドイツ・ブンデスリーガのTSG 1899ホッフェンハイムを"ゆるく""楽しく"応援するブログです。

今年も120分+PKで。20/21 DFBポカール 1回戦 2-2(PK: 3-2) ケムニッツァーFC

みなさん、こんにちは。
けれむです。


新シーズンの初戦となったポカール1回戦でしたが、今年も苦戦を強いられて何とか駒を進める形になりました。カップ戦なので結果が全てではありますが、シーズンの幕開けとしてはあまり良くない印象を持ってしまうゲームになりました。



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今季初戦はピンクのサードユニフォームを着用。




試合データ

2020年9月13日(日)
キックオフ:🇩🇪15:30 / 🇯🇵22:30
20/21 DFBポカール 1回戦
ケムニッツァーFC 2-2 (PK: 2-3) ホッフェンハイム
会場:シュタディオン・アン・デア・ゲラーシュトラーセ


《ハイライト》
DFB Cup Men: Chemnitzer FC vs TSG Hoffenheim



《得点者》
48' クラマリッチ (TSG / 0-1)
59' Freiberger (CFC / 1-1)
100' Bickel (CFC / 2-1)
111' クラマリッチ (TSG / 2-2)



PK戦
TSG①:クラマリッチ → 成功
CFC❶:Grym → 失敗 (バウマンがセーブ)
TSG②:ベルフォディル → 成功
CFC❷:Müller → 失敗 (バウマンがセーブ)
TSG③:ガチノヴィッチ → 失敗 (Jakubovがセーブ)
CFC❸:Freiberger → 成功
TSG④:ビチャクチッチ → 失敗 (クロスバー)
CFC❹:Campulka → 成功
TSG⑤:バウムガルトナー → 成功
CFC❺:Bickel → 失敗 (枠外)



《スタッツ》
シュート(枠内)
ケムニッツ:8本 (3本)
ホッフェンハイム:23本 (7本)


パス(成功)
ケムニッツ:352本 (223本)
ホッフェンハイム:750本 (642本)


ポゼッション
ケムニッツ:32% / ホッフェンハイム:68%


ファウル(オフサイド)
ケムニッツ:15 (3)
ホッフェンハイム:16 (3)





ゲームのメンバー

今回のゲームのメンバーは以下の通りでした。

ホッフェンハイム

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《スタメン》 System: 3-4-3
[GK]
バウマン

[DF]
ポッシュ (64'警告 / 70' Out)
フォクト
ビチャクチッチ

[MF]
アクポグマ
ガイガー (70'警告 / 82' Out)
グリリッチュ (106' Out)
カデジャーベク (20' Out)

[FW]
バウムガルトナー
べブー (70' Out / 1アシスト)
クラマリッチ (2得点)


《サブ》
ペントケ
ブレネット (20' In)
ブルーン・ラーセン
アダムス (70' In)
サマッセク
ベルフォディル (70' In)
ガチノヴィッチ (82' In)
ボハルデ
クラウス (106' In)


ケムニッツァーFC

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《スタメン》 System: 4-1-4-1
[GK]
Jakubov

[DF]
Milde (90'+1 Out / 1アシスト)
Hoheneder
Campulka
Köhler

[MF]
Kurt (90'警告 / 104' Out)
Ogbidi (80' Out)
Bickel (101'警告)
Müller
Freiberger (1得点 1アシスト)

[FW]
Breitfelder (79' Out)


《サブ》
Dogan
Vidovic
Grym (104' In / 118'警告)
Dartsch (80' In)
Schimmel (90'+1 In)
Keller
Bekö
Roscher (79' In)




今年も120分+PKで。

試合総評

20/21シーズンのDFBポカールがついに幕を開け、ホッフェンハイムは4部に所属するケムニッツァーFCとアウェイで対戦した。数人のケガ人を抱えながらも危なげなく勝利すると見られていたホッフェンハイムは、前半から相手の整理された守備に苦戦を強いられる展開に。後半、ホッフェンハイムは48分に左サイドを崩してべブーが相手DFの背後を取ると、最後は中央に待ち構えていたクラマリッチがグラウンダーのクロスに合わせて先制に成功。しかし、59分にケムニッツが得意のサイド攻撃で決定機。右からのクロスを受けたFreibergerが華麗なターンからゴールネットを揺らして同点とする。その後は一進一退の攻防が繰り広げられて勝負は延長戦へ。


延長戦に突入して10分が経過した100分、ケムニッツはBickelがゴール前の混戦からシュートを流し込んで逆転に成功。このままケムニッツジャイアントキリング達成かと思われたが、111分にクラマリッチがエリア内で倒されてホッフェンハイムがPKを獲得。これをクラマリッチが自分で決めて再び同点とする。120分でも決着が着かずにPK戦に突入。1人目と2人目ともにホッフェンハイムは成功した一方で、ケムニッツは2人ともバウマンのセーブに阻まれてしまう。ところが、勝利目前のホッフェンハイムは3人目と4人目ともに失敗し、ケムニッツは2人とも成功で息を吹き返して勝負の行方は5人目に。ホッフェンハイムの5人目 バウムガルトナーは成功したが、ケムニッツの5人目 Bickelのキックは僅かに枠を外れて試合終了。ホッフェンハイムが苦しみながらも2回戦に駒を進めた。


攻撃の迫力の薄さと守備の脆さ。

今季最初の公式戦となった今回のゲームは、相手の守備に苦戦する形になりました。ケムニッツは前からプレスに行くやり方と、ブロックを組んで待ち構えるやり方を上手く使い分けていたように思います。ホッフェンハイムは、ブロックを組まれた時にボールを"持たされている"形になってしまうのが昨季からの課題でしたが、ボールを動かすスピードが遅いために、この日の序盤は同じような形になってしまいました。ただ、時間の経過と共にサイドの深い位置に侵入してクロスから決定機を作っていたり、攻撃に行く姿勢が見て取れたのはこの体制に変わってからの大きな変化だと思います。


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先制点を決めたクラマリッチとアシストしたべブー。


後半からホッフェンハイムはグリリッチュをアンカーにして、ガイガーとクラマリッチを1列上げて3-1-4-2のような形に変更すると攻撃が活性化。ナーゲルスマン時代から慣れ親しんだ形から僅か3分でゴールが生まれました。ただ、全体を通してクラブが求めるアグレッシブな攻撃にはまだまだ届いていないと感じました。今後ゲームを重ねていく上で改善して行って欲しいなと思います。


守備では、失点してしまった59分のアクポグマの対応はまずかったかなと思います。相手が1枚上手だったという見方もできますが、個人的には一瞬相手に離されているように見えますし、余裕が無くなってあの対応になってしまったのかなと思います。また、100分のシーンではロングスローから混乱が生じて失点してしまいました。テストマッチでもセットプレーの守備は競り負けたり、マークを外されたりとあまり良くないなという印象がありましたし修正すべき点だと思いました。


守護神に今年も救われた。

ポカール1回戦でPK戦を戦うのは、先日の記事にも書いたように昨季に続いて2年連続。相手のケムニッツは既にシーズンが開幕していて、数試合戦っていたという事実を抜きにしても、球際の激しさから見て取れた選手たちの気迫、スタジアムに集ったサポーターの後押しや彼らによって作られた雰囲気といったものに圧倒されていたようにも思います。前半に互角の戦いをしてしまった事で、「いけるぞ」と相手に思わせてしまった事も要因だと思います。一発勝負は本当に何が起こるか分からないですからね。


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バウマンは神。


とにかく、昨季のポカールに続いて今季もPK戦でバウマンがセーブしてくれたおかげで勝ち進む事ができました。元々PKにめっぽう強いGKですし、しっかり相手のキックに反応していて流石の一言に尽きます。今年もありがとう。


得たものは大きかったが、失ったものも大きい。

苦しみながら2回戦に駒を進める事になったホッフェンハイム。得たものを挙げるとすれば、2回戦進出とリーグ戦開幕に向けて新たに課題が表出した事でしょう。ポカールはこのクラブでも狙えるタイトルだと思いますし、勝ち進む事で過密日程になる事は強いチームの特権ですし、少なくとも1回戦突破はマストなので、とにかく勝てて良かったと思います。また、監督が言うようにチームはまだ発展途上にあるだけに、修正すべき課題がリーグ戦が始まる前に明らかになった点は良かったと思います。開幕まで1週間あるので突き詰めて欲しいなと思っています。


逆に失ったものとしては、主力のカデジャーベクとポッシュが負傷交代を余儀なくされ、少しケガの経過を見なければならない事です。カデジャーベクは最後のテストマッチとなったマインツ戦で負傷、チェコ代表の招集を辞退してこのゲームに照準を合わせてきた中で再び負傷となりました。重度の右足大腿挫傷との事で、来週のゲームは欠場するでしょう。また、ポッシュは相手との接触で脛を打撲してプレーを続行できず交代を余儀なくされました。さらに、事前に欠場するとされていた3選手(ヒュブナー、ノルトヴェイト、スタフィリディス)の他に、事前の予告無くこのゲームを欠場したスコフとダブールは軽いケガがあった事が理由だとの事。みんなの早期回復を祈っています。お大事に。




試合後コメント

セバスティアン・へーネス 監督

「僕たちは失点して同点を許し1-1となりました。それが僕たちを後退させ、相手に勢いをもたらしてしまいました。しかし、僕たちはひとつになりました。ビハインドを背負った後、それは信じられないほど難しいものでした。僕たちはゲームに戻るためにメンタリティを見せたかった。僕はチームにその事について褒め言葉をかけてあげたいです。ゲーム全体であったように、それはPK戦で全てを掴み取るためにありました。僕たちは今日違う事を思い描きました。なぜなら、僕たちには高い可能性があるからです。今、このスピリットからエネルギーを引き出す必要があります。」


オリバー・バウマン

「120分が経過した後、PK戦は正しく焦点を絞る事が全てです。PKを守るように鍛える事はできないので。パフォーマンスはそれほど悪くありませんでしたが、上手く攻撃する事ができませんでした。また、ケムニッツゴールキーパー Jakubovにもいくつかいいセーブがありましたからね。それから、よくある事ですが、ゲームは好転し相手が優位に立ちました。そこから、僕たちは全てを出し切って、素晴らしいメンタリティでこのゲームを好転させました。」


ロリアン・グリリッチュ

「確かに、分析しなければならない所はたくさんあります。今日は簡単じゃなかった。延長戦とPKを経なければなりませんでしたが、結果だけは満足しています。」


クリストフ・バウムガルトナー

「このゲームはカップ戦には独自の規則がある事を改めて確認するものでした。観客は本当に騒いでいた。僕たちは何とか乗り越えられて本当に嬉しいです。ケムニッツはいいパフォーマンスをしましたが、僕たちはゲームに入れていませんでした。チャンスを十分に作り出せませんでしたし、僕たちが持っているものを使えませんでした。今日はケムニッツにとって今年のゲームでした。しかし、僕たちのクオリティを主張するゲームでもあります。」


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Daniel Berlinski 監督 (ケムニッツ)

「僕はチームを非常に誇りに思っています。残念な事に、僕たちは最後、少し足が重くなってしまいました。」




次の試合予定

2020年9月19日(土)
🇩🇪15:30 / 🇯🇵22:30 キックオフ
20/21 ブンデスリーガ 第1節
ケルン vs. ホッフェンハイム
会場:ライン・エネルギー・シュタディオン




おわりに

ここまでケムニッツァーFC戦のレビューを書いてきました。時間の経過と共に選手たちは当然でしょうが、見ているこちらまで焦ってしまうゲームでした。とにかく勝てて良かったです。ちなみに、2回戦の組み合わせ抽選は9月20日(日)25:00(日本時間)にドルトムントのドイツサッカーミュージアムで行われ、また、試合は12月22日(火)〜23日(水)に開催され、このゲームが年内最終戦となります。


そして、相手のケムニッツは本当にいいチームでした。個人で見ても上手い選手は多いですし、彼らの気迫溢れるプレーがこのゲームを縺れさせたのかなと僕は思います。今季、1年で3部に復帰できるように頑張って欲しいですね。


試合後にはTwitter上で両クラブが健闘を讃えあっていました。長い4部の戦い、頑張ってください!ナイスゲームでした!



さて、来週はいよいよブンデスリーガ開幕戦となるケルン戦です。この試合を見せられた上にケガ人続出という状況なので不安でいっぱいですが、3シーズンぶりの開幕戦勝利を達成できるように応援していこうと思っています。




けれむ