けれむのブログ

サッカー素人の筆者が、主にドイツ・ブンデスリーガのTSG 1899ホッフェンハイムを"ゆるく""楽しく"応援するブログです。

チームが見せた2つの顔。20/21 ブンデスリーガ 第3節 1-2 フランクフルト

みなさん、こんにちは。
けれむです。


10シーズンぶりの開幕3連勝を目指して挑んだフランクフルト戦でしたが、残念ながら敗れてしまい連勝ストップとなってしまいました。まだシーズンは始まったばかりですが、チームはあまり良くない課題を抱えています。


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今季初めてアウェイユニフォームを着用してゲームに臨んだ。




試合データ

2020年10月3日(土)
🇩🇪15:30 / 🇯🇵22:30 キックオフ
20/21 ブンデスリーガ 第3節
フランクフルト 2-1 ホッフェンハイム
会場:ドイチェ・バンク・パルク


《ハイライト》
Bundesliga | Andrej Kramaric scores again, but Hoffenheim fall victim to Eintracht Frankfurt comeback win



《得点者》
18' クラマリッチ (0-1 / TSG)
54' 鎌田大地 (1-1 / SGE)
71' ドスト (2-1 / SGE)



《スタッツ》
シュート数 (枠内)
フランクフルト:16本 (8本)
ホッフェンハイム:12本 (4本)


パス数 (成功)
フランクフルト:490本 (382本) / 成功率: 78%
ホッフェンハイム:469本 (364本) / 成功率: 78%


ポゼッション
フランクフルト:51% / ホッフェンハイム:49%


ファウル (オフサイド)
フランクフルト:12回 (9回)
ホッフェンハイム:8回 (1回)


コーナーキック
フランクフルト:5本
ホッフェンハイム:7本




今節のメンバー

今節は以下のメンバーでした。

ホッフェンハイム

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《スタメン》 System: 3-5-2
[GK]
バウマン (kicker採点: 2.5)

[DF]
ポッシュ (kicker採点: 4.0 / 83' 警告)
フォクト (kicker採点: 3.5)
アクポグマ (kicker採点: 4.0)

[MF]
カデジャーベク (kicker採点: 4.0)
グリリッチュ (kicker採点: 4.0 / 56' 警告)
スコフ (kicker採点: 4.0 / 72' Out)
バウムガルトナー (kicker採点: 4.5 / 77' Out / 1A)
ガイガー (kicker採点: 3.5 / 41' 警告 / 72' Out)

[FW]
ダブール (kicker採点: 4.5)
クラマリッチ (kicker採点: 2.0/ 1G)


《サブ》
ペントケ
ブレネット
ブルーン・ラーセン
べブー (kicker採点: - / 72' In)
アダムス
ベルフォディル (kicker採点: - / 77' In)
ガチノヴィッチ (kicker採点: - / 72' In)
ボハルデ
クラウス


フランクフルト

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《スタメン》 System: 3-5-2
[GK]
トラップ (kicker採点: 3.0)

[DF]
アブラーム (kicker採点: 3.5 / 63' Out)
長谷部誠 (kicker採点: 3.5)
ヒンターエッガー (kicker採点: 3.5)

[MF]
イルザンカー (kicker採点: 3.5)
ローデ (kicker採点: 3.0 / 35' 警告)
トゥレ (kicker採点: 2.5)
鎌田大地 (kicker採点: 2.0 / 87' Out / 1G)
ツバー (kicker採点: 2.5 / 52' 警告 / 87' Out)

[FW]
ドスト (kicker採点: 1.5 / 81' Out / 1G 1A)
アンドレ・シウバ (kicker採点: 2.5 / 1A)


《サブ》
シューベルト
ファレット
ソウ
アヘ (kicker採点: - / 81' In)
チャンドラー (kicker採点: - / 87' In)
ダ・コスタ
バルコク (kicker採点: - / 87' In)
コーア
トゥタ (kicker採点: - / 63' In)




チームが見せた2つの顔。

戦評

開幕連勝で首位に立つホッフェンハイムが、1勝1分の無敗で3位のフランクフルトのホームに乗り込んだ一戦。立ち上がりこそリズムを掴めず苦しんだが、18分に先制点を奪う。CBのポッシュが持ち上がり、バウムガルトナーを経由してクラマリッチへ。ボールを受けるとワンフェイク入れて放たれたループシュートはゴールネットを揺らした。その後は、ホッフェンハイムが出足の速い守備から縦に速いカウンターで追加点を狙うも得点まで至らず、このまま前半を折り返す。


後半は一転してフランクフルトが前に出る。守備でも前半にホッフェンハイムが見せたような素早いプレスでボールを奪い、保持する時間を長く得る事に成功する。迎えた54分にツバーのロングパスを受けたドストが胸でコントロールしてラストパス。最後は鎌田が体ごと押し込んでホームチームが同点とする。これでさらに勢いづくフランクフルトは71分、中盤でボールを奪い鎌田へ繋ぐと、緩急を上手く使ったドリブルでエリア内に侵入してラストパス。最後は混戦からドストが押し込んで逆転に成功する。最低限の結果として、1ポイントでも取っておきたかったホッフェンハイムだったが、ゴールに迫るシーンを作るも決め切るところまでは至らずタイムアップ。ホームのフランクフルトが勝利して勝ち点を7に伸ばした。


再び露呈した開幕戦からの課題。

開幕戦のケルン戦で反省点として挙げられていた、「前半と後半で全く違うチームになってしまう」という課題が今節のゲームでも露呈する形になってしまいました。


前半は立ち上がりこそリズムを掴めず苦しみましたが、15分あたりからボールを保持できるようになるとチーム全体の動きも良くなり、18分にはファーストシュートで先制点を奪う事ができました。先制点のシーンは、CBのポッシュが持ち上がって3枚剥がして、バイタルエリアにポジションを取っていたバウムガルトナーを経由して、CB間に走り込んだクラマリッチに繋いだ形でした。最後の部分はクラマリッチの個の力でしたが素晴らしいゴールでした。このゴールで心に余裕を持つ事ができました。セカンドボールに対する出足の速さで上回り、バイエルン戦で上手くいったブロックを組む守備と素早いプレスの使い分けであったり、ロングボールを蹴って相手DFの背後を突いたり、高い位置でボールを奪ってカウンターへ移ったりと、自分たちのリズムでゲームを進めて前半を終える事ができました。


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クラマリッチのシュートシーン。切り返しからシュートまで一連の流れが完璧でした。


後半はフランクフルトが少ないタッチ数でボールを動かしたり、CBがボールを持ち上がり、サイドを上がったり前への意識をより強く持ってプレーしてきた事で、前半と同じテンションで臨んだホッフェンハイムは対応に苦しむ形になりました。また、空いているスペースを狙って蹴っていたロングボールが、相手のプレスで蹴らされる形になったり、自分たちのパスミスなど簡単に相手にボールを与える形にもなり苦しみました。そして同点にされたシーンでは、左サイドからアーリークロスを入れられて、大外でフリーになっていたドストに楽にコントロールされ、最後は相手の気迫で押し込まれる形になりました。このシーンの問題はドストが完全にフリーでボールを受けて楽にコントロールさせてしまった事です。ドストに最も近かったアクポグマは目の前のアンドレ・シウバに気を取られて背後のドストには気づいておらず、LWBのスコフも相手のRWBトゥレを気にするにしても距離がありすぎますし、もう少しエリア付近に戻るべきだったのではないかと僕は思います。続く逆転ゴールのシーンでは、中盤でボールを失ってからの守備が緩慢だったように感じました。最後にドリブルでエリア内に侵入してきた鎌田は上手かったですが、グリリッチュと戻ってきたカデジャーベクでポジショニングを見ると挟んで潰す事もできたように感じました。前半にできていた事を後半で相手にやられ、また、自分たちの些細なミスも多くあって勝ち点を落とす事になってしまったこのゲームは今後の教訓にしなければならないと思います。


好調なパフォーマンスは"ホンモノ"だと証明。

開幕から3戦6発、今季の公式戦4戦8発と絶好調のTSGのエース・クラマリッチ。現在ブンデスリーガの得点ランキングトップに立っています。今節対戦したフランクフルトは、過去にクラマリッチブンデスリーガで対戦したクラブの中で唯一ゴールを奪えていない相手でした。しかし、今回のゲームでゴールを決めた事でこれまでブンデスリーガで対戦した全クラブからゴールを奪った事になりました。このゲームの先制点となったゴールは、素晴らしい切り返しからコースを消されている中でもDFの頭上を浮かせて打つというアイデアはもちろん、あのシュートがDFに当たったのにも関わらずゴールに吸い込まれるというのは好調である証だと思います。まだシーズンは始まったばかりですが、今季はケガなく戦った上でこの好調な状態が一時的なものでは無くシーズンを通してこの状態を維持して、クラブ史上初のブンデスリーガ得点王を獲得して欲しいなと思ってます。


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今回も勝てず。苦手意識が強くなる前に止めたい連敗。

2季連続でシーズンダブルを許していたフランクフルトに今回の対戦も敗れて、直近の対戦成績は5連敗、7戦勝ちなしという事になりました。最後の勝利は16/17シーズンの第31節(〇 1-0)まで遡らなければなりません。そろそろ勝っておかないと苦手意識が強くなってしまいます。ブンデスリーガ内で言えば、グラードバッハがドルトムントにリーグ戦11連敗と苦手にすると勝つのが難しくなってしまうという例もあります。今回のゲームで昨季から続いた5連勝、開幕からの連勝は止まってしまいましたが、それよりもこのゲームを落とした事は今後を考えても痛かったなと思います。




試合後コメント

セバスティアン・へーネス 監督

「どちらの45分でもいいスタートを切る事ができませんでした。フランクフルトはハーフタイムの後にそのアドバンテージを生かす事ができました。それは我々にとって不必要な敗戦です。我々は後半のベストの局面で決定的なゴールを許しました。それは我々にとって本当の平手打ちでした。僕はチームを非難する事はできません。2-1となった後、持っていたものを全てぶつけましたが、残念な事にそれだけでは不十分でした。」


アレクサンダー・ローゼン SD

「前半に我々のゲームのやり方を実際に見つけるには少し時間が必要でした。それから我々は良く守り、ゲームに鋭さを多く持っていました。我々は主導権を握るに値していました。ハーフタイムにロッカールームを出て、我々は物事が違ったものになることを望んでいました。ミスが多すぎたため、今日は試合に負けてしまいました。」


オリバー・バウマン

「(今日のゲームは)不要な敗戦であり、僕はそれについて気分が悪いです。前半はとても上手くプレーしました。僕たちは多くを与えず、たくさんの良い瞬間を迎え、そしていくつかいいチャンスを作りました。その後、後半はフランクフルトへの対応が難しくなりました。そうは言っても、僕たちはあまりにも安々とボールを渡し始めたので、彼らに中盤からカウンター攻撃を仕掛けるチャンスを与えてしまいました。僕たちは彼らにとってそれを簡単にしすぎました。イライラしています。」


ケビン・フォクト

「僕は結果とそれが起きてしまった過程に悩まされています。僕たちはとてもいい気分でブレイクに行きましたが、後半はフランクフルトに勢いが移ってしまい優勢になりました。アイントラハトを寄せ付けないようにする事はできませんでした。結局、後半がそのような過程になってしまったのはイライラしています。」


アディ・ヒュッター (フランクフルト監督)

「私は完全に勝利に値すると思いました。我々はブレイクの後に非常に上手く出て行き、ゲームを決定づける事ができました。特に後半はとても楽しかったです。今日の我々の目標は、ホッフェンハイムを破り順位表で追い抜く事でした。我々は現在リーグの首位(試合終了時は首位だった)ですが、それは永遠に続く事ではありません。」




次戦の予定

2020年10月17日(土)
🇩🇪15:30 / 🇯🇵22:30 キックオフ
20/21 ブンデスリーガ 第4節
ホッフェンハイム(6位) vs. ドルトムント(5位)
会場:PreZeroアレーナ




おわりに

ここまでフランクフルト戦のレビューを書いてきました。昨季から続いた連勝、開幕からの連勝は止まってしまった上にへーネス監督体制での初黒星となりました。ですが、開幕から3試合で6ポイントという成績は新監督を迎えて挑むシーズンという事を考えれば上出来だと思います。今回負けてしまったのは残念でしたが、インターナショナルマッチウィークが明けるといよいよヨーロッパリーグも開幕します。手強いチームとの対戦が続きますし、試合を消化しながら強くなっていって欲しいなと思います。




けれむ