みなさん、こんにちは。
けれむです。
UELのグループステージ最終節となった今節ですが、アカデミー出身選手が6選手出場するなど、若い選手が活躍しての快勝でした。
素晴らしいゲームを見せてくれたホッフェンハイム。
試合データ
2020年12月10日(木)
🇩🇪21:00 / 🇯🇵29:00 (翌 5:00) キックオフ
UEFAヨーロッパリーグ グループL 第6節
ホッフェンハイム 4-1 ヘント
会場:PreZeroアレーナ
《得点者》
21' バイアー (TSG / 1-0)
26' スコフ (TSG / 2-0)
49' バイアー (TSG / 3-0)
64' クラマリッチ (TSG / 4-0)
81' ヌリオ・フォルトゥナ (GNT / 4-1)
《スタッツ》
・シュート数 (枠内)
ホッフェンハイム:14本 (6本)
ヘント:9本 (4本)
・パス数 (成功)
ホッフェンハイム:507本 (442本) / 成功率: 87%
ヘント:285本 (214本) / 成功率: 75%
・ポゼッション
ホッフェンハイム:63%
ヘント:37%
・ファウル (オフサイド)
ホッフェンハイム:13回 (1回)
ヘント:19回 (3回)
※ SofaScoreより。
今節のメンバー
今節のメンバーは以下の通りでした。
ホッフェンハイム
《スタメン》 System: 4-2-3-1
[GK]
ペントケ (kicker採点: )
[DF]
ポッシュ (kicker採点: / 46' Out)
アダムス (kicker採点: )
アクポグマ (kicker採点: )
ヨン (kicker採点: / 44' 警告 / 1A)
[MF]
ガチノヴィッチ (kicker採点: )
ガイガー (kicker採点: / 75' Out / 1A)
スコフ (kicker採点: / 61' Out / 1G)
ダブール (kicker採点: )
バイアー (kicker採点: / 75' Out / 2G 1A)
[FW]
クラウス (kicker採点: / 61' Out)
《サブ》
フィリップ
ノルトヴェイト (kicker採点: / 46' In)
バウムガルトナー (kicker採点: - / 75' In)
セセニョン
サマッセク
ベルフォディル (kicker採点: - / 61' In)
フォクト
クラマリッチ (kicker採点: - / 61' In / 1G)
アマデ (kicker採点: - / 75' In / 90'+3 警告)
ヘント
《スタメン》 System: 3-5-2
[GK]
ルーフ (kicker採点: )
[DF]
アルスラナギッチ (kicker採点: )
プラストゥン (kicker採点: )
ンガドゥ・ンガジュイ (kicker採点: )
[MF]
カストロ・モンテス (kicker採点: / 76' Out)
ドルシュ (kicker採点: / 57' Out)
ベズス (kicker採点: / 73' 警告)
オウス (kicker採点: / 57' Out)
モハマディー (kicker採点: / 46' Out)
[FW]
ブカリ (kicker採点: / 57' Out)
クラインディーンスト (kicker採点: / 1A)
《サブ》
ボラト
ヨクマンズ
ヤレムチュク (kicker採点: / 57' In)
オジジャ・オフォエ (kicker採点: / 57' In)
ファン・ダーラ
ボタカ (kicker採点: - / 76' In)
サモワーズ
ハンチェ・オルセン
クムス (kicker採点: / 57' In)
ヌリオ・フォルトゥナ (kicker採点: / 46' In / 1G)
若き力が躍動!
戦評
今季のUELグループステージ最終節となった今節。ホッフェンハイムがベルギーのヘントをホームに迎えた一戦。序盤からホッフェンハイムペースでゲームが進み、21分にCKからバイアーが決めて先制する。直後の26分にはスコフが決めて2点目。後半に入って49分、バイアーがドッペルパック達成となるゴールを決めて3点リードに。止まらないホッフェンハイムは64分には途中出場のクラマリッチが決めてダメ押し。81分に不用意な失点を喫したものの、快勝したホッフェンハイム。グループステージ無敗でラウンド32に進みます。
未来は明るい!4得点快勝!
今節は先週末のリーグ戦からポッシュ以外の10人を入れ替えて臨み、システムは4-2-3-1を採用しました。序盤からボールを保持して、積極的に攻めの姿勢見せていました。シュートも多く、出場機会を求めている選手たちのひたむきな姿が印象的でした。4得点を奪って快勝した今節において、最も印象的だったのが2点目のシーン。ガイガーのスルーパスからスコフが最後はGKをかわして無人のゴールに流し込んだものでした。このシーンでは、ガイガーが左サイドでボールを受けてから中央に運んだ事で相手DFはガイガーを注視し、スコフがDFラインの裏に走り込んだ時には、本来彼に着かなければならない選手はボールウォッチャーになってしまい着いて行けませんでした。ガイガーのパスの質も高く、スコフも落ち着いていて完璧なゴールだったと思います。
この日2点目を演出したガイガーと仕上げたスコフ。
一方の守備も失点シーンを除けば特に問題はありませんでした。最終ラインからボールを繋いでいく時にパスを相手に引っ掛けられ、そこからシュートまで持ち込まれるシーンが何度かありましたが、UELデビューとなったGKペントケを中心に守れていたのは良かったと思います。ただ、失点シーンは途中出場のアダムスの軽率なパスミスからでした。点差的にも無理に繋ぐ必要のないシチュエーションでしたし、残念なプレーでした。ペントケはクリーンシートを達成するに値するプレーを見せていたので、そこだけはもったいなかったと思います。
ついに出た、プロ初ゴール!2G1Aの大暴れ!
この日、6人のアカデミー出身選手がピッチに立ったホッフェンハイム。その中で最も輝きを放ったのがマキシミリアン・バイアーでした。昨季のフライブルク戦でトップチームデビューを果たして、クラブの最年少デビュー記録を更新した期待の選手です。デビューから何度か出場機会が与えられ、先輩たちからチャンスを演出してもらっていたものの、決めきる事はできませんでした。そんな状況が続き迎えた今節、ラッキーな形でプロ初ゴールをUELで奪いました。それだけで止まらないのがこの日のバイアー。後半には同じアカデミー出身のヨンのパスを受けると、自らボールを運びカットイン。右足を振り抜き、豪快にゴールネットを揺らしてドッペルパックを達成しました。さらにクラマリッチのゴールをアシストして75分にお役御免となったバイアー。1点取れた事で肩の荷がおりたのでしょう。若手らしく思い切りのいいプレーが印象的でした。2ゴール1アシストの活躍を見せた事で、UEL公式の今節のMOTM候補にノミネートされています。TSGの未来を担う18歳のストライカーに注目です。
トップデビューから1年弱、待望の初ゴールがUELで生まれた。
グループステージを無敗で終了!
今節を終えて、無事に今季のUEFAヨーロッパリーグにおけるグループステージの日程を全て消化することができました。とてもタイトな日程でしたが、開催に関わった全ての方に感謝したいです。本当にありがとうございました。グループステージの最終順位表は以下の通りです。
《グループL 順位表》
① ホッフェンハイム / 16Pts (17:2) +15
② ツルヴェナ・ズヴェズダ / 11Pts (9:4) +5
---- 決勝ラウンド進出 ----
③ スロヴァン・リベレツ / 7Pts (4:13) −9
④ ヘント / 0Pt (4:15) −11
このような結果になりました。今大会のホッフェンハイムは素晴らしい成績を残しました。グループステージ6試合を5勝1分の無敗で乗り越えました。また、得点は17ゴールを決めて、レバークーゼン(21得点)、アーセナル(20得点)に次いで大会全体で3番目の成績でした。失点は2失点で、ディナモ・ザグレブ(1失点)に次いで大会全体で2番目の成績でした。リーグ戦では1度もクリーンシートがありませんでしたが、今大会は4度クリーンシートを達成しました。攻守において素晴らしいパフォーマンスを見せた事が数字にも現れていますし、決勝ラウンドでもどこまで勝ち進めるのか今からとても楽しみです。そして、最後になりましたが、グループステージで対戦した3クラブとは、またいつかヨーロッパの舞台で対戦できたらと思っています。ありがとうございました。
試合後コメント
セバスティアン・へーネス 監督
「この試合は私にとってとても楽しかったです。最初の1秒から、私が思い描いていた道筋でした。選手たちは優れたボディーランゲージを持ち、とても熱量を持って創造的にボールを持ってプレーしました。彼らはサッカーをしたいという本当の欲求があり、それも示しました。今日はとても満足しています。」
フィリップ・ペントケ
「ヨーロッパリーグでデビューできてとてもいい気分です。僕たちの失点にもちろん少し苛立っていますが、最も重要なことは無敗でグループステージを勝ち抜いたことです。スピリットとチームが持っているキャラクターを見ることができたでしょう。」
ホーヴァル・ノルトヴェイト
「グループステージでの我々の目標は、勇気と信念を持って前進することでした。失点することはDFにとってもちろん苛立たしいことですが、僕たちによるとても良いパフォーマンスでした。僕たちはこのゲームから多くの自信を得ることができます。僕の希望するラウンド32の対戦相手は、ノルウェーのモルデFKです。」
アレクサンダー・ローゼン SD
「私はチームを誇りに思っています。前回の試合から10人を変更して、そのようなパフォーマンスを生み出しました。順位表の点から見るとプレーするものが残っていなくても、ゲームを真剣に受け止めたいと思いました。選手たちは最初の1分からそれをやりたいという事を示しました。今日のピッチにはアカデミー出身の6選手がいました。これは素晴らしい兆候です。勝ち点16は明らかに優れた記録で、国際的なレベルでパフォーマンスを向上させるという我々の目標に一致しています。これは重要な大会です。これを自分たちの大会にしたいという強い気持ちがありました。我々は6試合連続で負け無しになりました。このエネルギー、このパワーとこの欲望をクリスマス前までの4試合に引き継いでいきたいと思っています。」
次戦の予定
2020年12月13日(日)
🇩🇪18:00 / 🇯🇵26:00 (翌 2:00) キックオフ
20/21 ブンデスリーガ 第11節
レバークーゼン (2位) vs. ホッフェンハイム (10位)
会場:バイ・アレーナ
おわりに
ここまでヘント戦のレビューを書いてきました。終始ワクワクするような試合展開で、選手たちの気持ちを感じましたし、見ているこちらもとても楽しいゲームでした。やっぱりアカデミー出身の選手たちがたくさんゲームに出て、活躍するというのは嬉しいものですね。週末はアウェイでレバークーゼン戦です。今季ここまでリーグ戦無敗と好調なチームとの対戦になりますが、彼らに勝てれば自信をつけることができますし、チームもさらに勢いに乗れると思うので楽しみにしたいですね。また応援していきましょう。
けれむ