みなさん、こんにちは。
けれむです。
前半戦最後のゲームに臨んだホッフェンハイム。見事に敵地で3ゴールを奪って勝ち点3を掴み、後半戦に繋がる大きな勝利となりました。
敵地で快勝したホッフェンハイム。ここから波に乗っていきたい。
試合データ
2021年1月19日(火)
🇩🇪20:30 / 🇯🇵28:30 (翌 4:30) キックオフ
20/21 ブンデスリーガ 第17節
ヘルタ・ベルリン 0-3 ホッフェンハイム
会場:ベルリン・オリンピアシュタディオン
《ハイライト》
Bundesliga | Andrej Kramaric seals much-needed win for Hoffenheim at Hertha Berlin
《得点者》
33' ルディ (TSG / 0-1)
68' クラマリッチ (TSG / 0-2)
88' クラマリッチ (TSG / 0-3)
《スタッツ》
・シュート数 (枠内)
ヘルタ・ベルリン:13本 (2本)
ホッフェンハイム:11本 (6本)
・パス数 (成功)
ヘルタ・ベルリン:481本 (392本) / 成功率: 81%
ホッフェンハイム:370本 (287本) / 成功率: 78%
・ポゼッション
ヘルタ・ベルリン:57%
ホッフェンハイム:43%
・ファウル (オフサイド)
ヘルタ・ベルリン:16回 (1回)
ホッフェンハイム:16回 (1回)
・コーナーキック
ヘルタ・ベルリン:3本
ホッフェンハイム:2本
※ SofaScoreより。
今節のメンバー
今節のメンバーは以下の通りでした。
ホッフェンハイム
《スタメン》 System: 3-5-2
[GK]
バウマン (kicker採点: 2.0)
[DF]
アダムス (kicker採点: 4.0)
フォクト (kicker採点: 3.0 / 60' Out)
ポッシュ (kicker採点: 3.0)
[MF]
ガチノヴィッチ (kicker採点: 4.0 / 25' 警告)
サマッセク (kicker採点: 3.5 / 1A)
ヨン (kicker採点: 3.0)
ルディ (kicker採点: 2.5 / 1G)
バウムガルトナー (kicker採点: 2.5 / 87' Out / 1A)
[FW]
ダブール (kicker採点: 4.5 / 60' Out)
クラマリッチ (kicker採点: 1.5 / 90' Out / 2G)
《サブ》
ペントケ
ブレネット
ノルトヴェイト (kicker採点: 3.0 / 60' In)
ブルーン・ラーセン
べブー (kicker採点: 3.0 / 60' In)
アダムヤン (kicker採点: - / 90' In)
ボハルデ (kicker採点: - / 87' In)
バイアー
ゲシュウィル
ヘルタ・ベルリン
《スタメン》 System: 4-4-2
[GK]
シュヴォロウ (kicker採点: 4.0)
[DF]
ペカリク (kicker採点: 4.0 / 46' Out)
シュタルク (kicker採点: 4.0)
アルデレーテ (kicker採点: 5.0)
ミッテルシュテット (kicker採点: 4.5 / 60' Out)
[MF]
トゥザール (kicker採点: 3.0)
ダリダ (kicker採点: 4.5)
ゲンドゥージ (kicker採点: 5.0)
クーニャ (kicker採点: 4.0 / 60' Out)
[FW]
ピョンテク (kicker採点: 5.5 / 72' Out)
コルドバ (kicker採点: 4.5)
《サブ》
ヤーステイン
レッキー
ルケバキオ (kicker採点: 5.0 / 60' In / 66' 警告)
アスカシバル
トルナリガ
エンガンカム
ネッツ (kicker採点: 4.5 / 60' In)
レダン (kicker採点: - / 72' In)
ゼーファイク (kicker採点: 5.0 / 46' In)
理想的な勝ち点3。
戦評
今季のリーグ戦前半戦最後のゲームとなった今節、ホッフェンハイムはアウェイでヘルタ・ベルリンと対戦。序盤からホームのヘルタペースでゲームが進み、12分にPKを獲得してピョンテクがゴール左下に蹴り込むも、バウマンが止めてスコアは動かず。33分、カウンターからルディが決めてホッフェンハイムが先手を取る。その後もヘルタが押し込む時間が続くも、68分にはクラマリッチのゴールでホッフェンハイムが突き放す。さらに、88分にはクラマリッチが今度は直接FKを沈めてゲームを決めたホッフェンハイム。リーグ戦4試合ぶりの勝利が2021年初勝利となり、順位は11位まで一気に3つ押し上げた。
耐えに耐えて、少ないチャンスを逃さなかった。
今節は3-5-2の布陣で臨んだホッフェンハイム。出場停止明けのバウムガルトナーがスタメンに名を連ねました。前節は守備が改善されたものの、攻撃に問題がありました。今節は守備と攻撃をどのように両立するのかという課題がありました。ゲームは序盤からヘルタに押し込まれる時間が続き、序盤にPKを与えてしまいました。ただ、これはバウマンが止めて事なきを得ました。このバウマンのPKストップは、10/11シーズン以降8度目のPKストップで、同期間ではベルント・レノ(現: アーセナル)の9度に次ぐ記録になります。その後は徐々に前に出て行ける回数も増えてきて迎えた33分にカウンターからルディのゴールで先制することができました。スタメン復帰のバウムガルトナーが得意のドリブルで運んでアシストを記録したこと、最初のチャンスをしっかり生かせたことは特に良かったと思います。
PKを止めたバウマン。今季は特にPKをストップする確率の高さが際立っている。
後半もヘルタが押し込む時間が続きましたが、相手の決定力不足と守備陣の体を張った守備で耐え忍びました。フォクトが左肩を負傷して交代するアクシデントもありましたが、68分にはクラマリッチのゴールで追加点を奪いました。サマッセクのシュートをトラップして、華麗な反転から決めたゴールで、この1点がとても大きかったように思います。その後、途中出場のべブーを相手DFの背後に走らせてカウンターという理想的な攻め方もすることができて、自分たちのゲームに持ち込むことができました。88分にはクラマリッチが直接FKを決めて、ゲームも決めることができました。全体的に、守備ではクリーンシートへのこだわりを感じる事ができましたし、攻撃もイメージを共有していい形でシュートまで持ち込むことができていたので、後半戦に向けて少しずつ進歩している事を感じられるゲームだったと思います。
5季連続2桁得点。クロアチア人の通算最多得点タイに。
今節、2ゴールを決めてチームの勝利に大きく貢献したクラマリッチ。1点目はさすがのゴール前の落ち着きでしたし、2点目の直接FKはとても美しい弧を描いてゴールネットに吸い込まれていきました。この日の得点で、今季のリーグ戦で早くも2桁得点を達成しました。これで、16/17シーズンから5シーズン連続2桁得点ということになりました。ちなみに、クラブの1シーズン最多得点は18/19シーズンに自身が記録した17得点となっており、その記録の更新はもちろん、どこまでゴール数を伸ばすのかというのも後半戦の楽しみのひとつになってきます。また、この日の得点で、クロアチア国籍の選手のブンデスリーガ通算最多得点記録に肩を並べました。ヴォルフスブルクやHSVなどで活躍したイビチャ・オリッチが保持する72得点が記録でしたが、それに並んだ形になります。オリッチが238試合で達成したのに対して、クラマリッチは145試合と93試合も早くこの記録を達成しました。名実ともに、ブンデスリーガにおける史上最高のクロアチア人ストライカーとなる日はもう目前です。
Andrej Kramaric has drawn level with Ivica Olic as the all-time leading Croatian goalscorer in the Bundesliga 🎯🇭🇷
— Bundesliga English (@Bundesliga_EN) 2021年1月21日
7️⃣2️⃣ and counting for the @tsghoffenheimEN man ⚽ pic.twitter.com/gjXINR4k5h
試合後コメント
セバスティアン・へーネス 監督
「我々は当然ながら勝利にとても満足しているよ。一度、ゲームは順調に進んだ。PKセーブのおかげでゲームに留まることができたよ。前半はボールでいいパフォーマンスを発揮できなかった。PKは別として、とても良く守り、とても優れた規律を持っていたね。それが我々の基盤である必要があるよ。このような期間には、結果が自信を取り戻す唯一の方法だ。勝ち点と成功した経験が必要だよ。今日は両方獲得した。我々は効果的で、それを採用したよ。」
セバスティアン・ルディ
「今日、僕たちは過去数週間におけるハードワークの報酬を受け取ったよ。PKセーブの後、僕たちは警戒して、ゲームに上手く落ち着いた。さらに、今日はゴール前で必要な少しの運もあった。僕たちは物事のあり方を受け入れ、僕たちが持っている全てを出場可能な選手に与える必要があるよ。」
クリストフ・バウムガルトナー
「僕たちはとても幸せだよ。過去数週間は明らかに簡単ではなかった。しかし、今日はとても上手く機能して、何よりもチャンスを完璧に取った。それが最近の試合での大きな問題だったね。もちろん、最初のゴールは僕たちにとって幸運の要素だった。しかし、僕は一生懸命頑張れば少しの幸運が得られると思うよ。シーズンの前半戦は僕たちにとって決して簡単なものではなかった。しかし、今日は勝った。次の試合はすぐにやってくるので、それについて考えている時間はほとんど無く、すぐに僕たちが視野に入れているタスクに焦点を合わせる必要がある。僕たちはシーズン後半戦でより良いパフォーマンスを発揮できると確信しているよ。」
オリバー・バウマン
「当然ながらとてもホッとしてるよ。僕たちは勝利に本当に安心している。理想的な試合のスタートを切ることができず、PKが与えられた。不思議なことに、その後は状況が良くなった。今日はとても重要だったんだ。勝ち点3にとても満足しているよ。PKについては、はっきりと予測して上手くいったことを嬉しく思うよ。シーズンの前半戦は簡単ではなかった。勝ち点が少なすぎるね。長いトレーニングウィークが僕たちにとって良いということを選手たちから見ることができるよ。僕たちにははシーズンの後半戦をより良くする必要があるよ。」
アレクサンダー・ローゼン SD
「我々のチームによる献身的な戦いの表れだった。ついにゲームが進んだよ。オリ(・バウマン)はPKをセーブし、我々は最初のチャンスを掴んでリードした。私は選手とクラブを誇りに思ってるよ。この勝利は我々の結束について多く言っている。我々は11月の劇的な状況をとても良く知っていた。同時に10選手が隔離されていた。我々は不満を吐いたことはなかったけど、大きな戦いを繰り広げたよ。」
次戦の予定
2021年1月24日(日)
🇩🇪18:00 / 🇯🇵26:00 (翌 2:00) キックオフ
20/21 ブンデスリーガ 第18節
ホッフェンハイム (11位) vs. ケルン (16位)
会場:PreZeroアレーナ
おわりに
ここまでヘルタ・ベルリン戦のレビューを書いてきました。待望の2021年初勝利が内容も充実したゲームだったのがとても良かったと思いますし、課題をクリアして、この苦境を団結して乗り越えるという姿勢が見えたのも良かったと思います。攻守ともにいい状態なので、これを継続して残りのシーズンを戦い抜けるように頑張ってほしいと思います。次節はホームでケルンと対戦します。昨年末に僕が上げた重要な5試合の最後のゲームになります。この試合に勝てば、入れ替え戦出場となる16位ケルンとの差を7まで広げることができますし、トップハーフ入りも見えてきます。開幕戦で勝利した際は、正直のところラッキーな勝ち方だったなと思います。今回は以前よりもチームの完成度は高まっていると思いますし、今の自分たちの持てる力を全て出して圧倒して欲しいなという気持ちがあります。何はともあれ、連勝して残留争いから抜け出せるようにまた応援していきましょう!
けれむ