みなさん、こんにちは。
けれむです。
3連勝を目指して敵地で王者バイエルンと対戦したホッフェンハイム。善戦しましたが、結果的には王者の強さを見せつけられる形になりました。
前半、先制のチャンスを逃したべブー。
試合データ
2021年1月30日(土)
🇩🇪15:30 / 🇯🇵23:30 キックオフ
20/21 ブンデスリーガ 第19節
バイエルン 4-1 ホッフェンハイム
会場:アリアンツ・アレーナ
《ハイライト》
Bundesliga | Robert Lewandowski and Thomas Müller strike again as Bayern Munich overpower Hoffenheim
《得点者》
32' ボアテング (FCB / 1-0)
43' ミュラー (FCB / 2-0)
44' クラマリッチ (TSG / 2-1)
57' レヴァンドフスキ (FCB / 3-1)
63' ニャブリ (FCB / 4-1)
《スタッツ》
・シュート数 (枠内)
バイエルン:15本 (9本)
ホッフェンハイム:16本 (5本)
・パス数 (成功)
バイエルン:605本 (517本) / 成功率: 85%
ホッフェンハイム:396本 (310本) / 成功率: 78%
・ポゼッション
バイエルン:60%
ホッフェンハイム:40%
・ファウル (オフサイド)
バイエルン:11回 (5回)
ホッフェンハイム:8回 (3回)
・コーナーキック
バイエルン:10本
ホッフェンハイム:4本
※ SofaScoreより。
今節のメンバー
今節のメンバーは以下の通りでした。
ホッフェンハイム
《スタメン》 System: 3-5-2
[GK]
バウマン (kicker採点: 3.5)
[DF]
アダムス (kicker採点: 4.0 / 58' Out)
ノルトヴェイト (kicker採点: 4.5)
ポッシュ (kicker採点: 5.0)
[MF]
ガチノヴィッチ (kicker採点: 4.5 / 58' Out)
サマッセク (kicker採点: 3.5 / 74' Out)
ヨン (kicker採点: 3.5)
ルディ (kicker採点: 4.0)
バウムガルトナー (kicker採点: 3.5 / 74' Out)
[FW]
べブー (kicker採点: 4.0 / 81' Out / 1A)
クラマリッチ (kicker採点: 2.5 / 1G)
《サブ》
ペントケ
カデジャーベク (kicker採点: 3.0 / 58' In)
ダブール (kicker採点: - / 81' In)
グリリッチュ (kicker採点: - / 74' In)
ベルフォディル (kicker採点: - / 74' In)
フォクト (kicker採点: 4.0 / 58' In)
アダムヤン
ボハルデ
バイアー
バイエルン
3
《スタメン》 System: 4-2-3-1
[GK]
ノイアー (kicker採点: 2.0)
[DF]
パヴァール (kicker採点: 4.0)
ボアテング (kicker採点: 2.5 / 87' Out / 1G)
アラバ (kicker採点: 3.5)
デイビス (kicker採点: 4.0)
[MF]
キミッヒ (kicker採点: 2.0 / 1A)
ロカ (kicker採点: 3.5 / 53' 警告 / 70' Out)
ニャブリ (kicker採点: 2.5 / 70' Out / 1G)
ミュラー (kicker採点: 1.5 / 74' Out / 1G)
コマン (kicker採点: 2.0 / 74' Out / 1A)
[FW]
レヴァンドフスキ (kicker採点:2.0 / 1G 1A)
《サブ》
ホフマン
ズーレ (kicker採点: - / 87' In)
サネ (kicker採点: - / 70' In)
ドウグラス・コスタ (kicker採点: - / 74' In)
チュポ・モティング (kicker採点: - / 74' In)
サール
リュカ・エルナンデス
リチャーズ
ムシアラ (kicker採点: - / 70' In)
王者の強さに脱帽。
戦評
王者バイエルンとのアウェイゲームに臨んだホッフェンハイム。序盤はバイエルンがボールを保持してゲームを進めていたが、先にチャンスを迎えたのはホッフェンハイム。しかし、このチャンスを逃してしまう。32分、コーナーキックからボアテングが決めてバイエルンが先制。続く43分にはミュラーが決めてリードを広げる。ただ、直後の44分にクラマリッチのゴールでホッフェンハイムが1点差としてハーフタイムへ。いい形で後半のスタートを切ったのはホッフェンハイム。しかし、2度の決定機があったものの決めきれず。すると57分にレヴァンドフスキ、63分にニャブリがそれぞれ決めてゲームを決定づけたバイエルン。4ヶ月前のリベンジを果たした王者が力の差を見せつけた。
スコアほどの差は無かったが、決定力が勝敗を分けた。
前節と同じメンバー、同じシステムで今節のゲームに臨んだホッフェンハイム。スコアは4-1と差が開きましたが、内容的にはそこまで差が無かったようにも思いました。勝敗を分けることになった攻撃について先に触れたいと思います。先にチャンスを迎えたのはホッフェンハイムでした。8分に混戦からバウムガルトナーのスルーパスに反応したべブーがシュートを放つもノイアーに防がれ、25分にはクラマリッチのクロスにまたもべブーが合わせるもシュートは枠を外れ先制することはできませんでした。サッカーは先制されてしまうと厳しい状況になりますが、バイエルンのようなチームと対戦する時は普段のゲーム以上に厳しい状況になってしまうのは言うまでもありません。このチャンスを決めきれなかったことがとても痛かったなと思います。また、後半開始直後にも2度チャンスがありましたが、これを決めて追いつけなかったのも痛かったです。試合後のスタッツを見るとバイエルンよりもシュートを打っていますし、決定機は多かったように思うので、決定力が勝敗を分けたと言っても過言では無いように思います。
中盤で存在感を示したサマッセク。
一方の守備は安定してきているだけあって悪くなかったように思います。相手の両ウィングの選手がスピードがあって強力であるということもあって、その選手にボールを繋がせない位置取りをしつつ、トップ下のミュラーにもボールを繋がせない位置取りをして、バイエルンが後ろでボールを回して探らせる時間を長く作らせたのはとても組織的に守れていてとても良かったと思います。時間の経過とともに深い位置に侵入されてクロスを上げられてもしっかり跳ね返せていましたし、シーズン前半戦は同じ形で失点することが多かっただけに進歩していることを感じさせました。ただ、点差がついてゲームが終盤に向かうにつれてスペースが生まれたり、ラインを揃えられなかったりと反省点も出たのは確かなので、今後に向けてそのような状況になった時に傷口を広げないためにどうしていくのかを見直す必要はあるのかなと思いました。
3試合連続ゴールでクラブのシーズン記録まであと4点。
今節もゴールを決めたエースのクラマリッチ。これで3試合連続ゴールで、今季リーグ戦13ゴールまで数字を伸ばしました。最近3試合で5得点と再びシーズン開始当初の調子を取り戻しているクラマリッチですが、自身が持つブンデスリーガにおけるTSG選手の1シーズンの最多得点記録である17得点に肩を並べるまであと4点に迫りました。今季の得点王は厳しいかもしれませんが、その次の椅子まで3得点差とブンデスリーガで2番目に優れたストライカーであると示せる位置につけています。今季残り15試合でどこまで得点数を伸ばすのか注目です。
1点差に迫るゴールを決めたクラマリッチ。
試合後コメント
セバスティアン・ヘーネス 監督
「バイエルン、勝利おめでとうございます。我々はとてもいいゲームのスタートを切り、勇気を持ってプレーしたよ。べブーを通して得点したかもしれない2つのとてもいい決定機があった。バイエルンを自分たちのゴールから良く遠ざけ続けていたけど、不必要なコーナーキックから1-0に後退してしまったね。前半のあと、2-1は正しい試合結果では無かった。リスタートから数分で同点にするチャンスが2回あったけど、代わりに3-1のビハインドになってしまった。4-1になった時にはゲームオーバーのように感じたよ。」
オリバー・バウマン
「最初はチャンスがあった。しかし、バイエルンには2回チャンスがあり、それぞれゴールを決めた。3点目のゴールはとても苛立たしいものだったね。その後もチャンスがあったけど、2点目のゴールは決められなかった。明日試合の映像を見た時に、自分たちにはもっと多くのことがあったと気づくでしょうね。」
クリストフ・バウムガルトナー
「僕たちにとって苦い結果だね。特に最初はいいチャンスがあった。その時バイエルンに対してリードする必要があったね。後半もいいスタートを切れたね。同点ゴールを決める必要があった。バイエルンはとても優れたクオリティを持っているよ。彼らはトップに立つに値するね。僕たちはまだ何かを取ることができただろうね。それを実現するには運が必要だよ。」
次戦の予定
2021年2月7日(日)
🇩🇪15:30 / 🇯🇵23:30 キックオフ
20/21 ブンデスリーガ 第20節
ホッフェンハイム (12位) vs. フランクフルト (4位)
会場:PreZeroアレーナ
おわりに
ここまでバイエルン戦のレビューを書いてきました。とてもいいゲームの入り方をして、先にチャンスを迎えたところまでは良かったのですが、決めきれなかったことが最終的に響いた形になりました。xGスコアというゴール期待値があるのですが、この数字でホッフェンハイム(2.04)はバイエルン(1.73)を上回っていました。それだけにクラマリッチ以外の選手の決定力不足を改めて感じましたし、守備がしっかりできれば上位争いにも全然絡んでいけるチームなんだと認識することができたゲームだったと思います。次節はホームでフランクフルトと対戦します。近年勝てていない苦手な相手ですが、このチームに勝つことで改めて波に乗っていけると思うので、また勝てるように応援していきましょう。
けれむ