みなさん、こんにちは。
けれむです。
前節は上位クラブ相手に粘り強く戦って勝ち点3を獲得したホッフェンハイム。今節はアウェイで州の覇権を賭けたシュツットガルトとの"バーデン・ダービー"に望みます。
前回対戦は後半ATに追いつかれてドローに終わった。
試合データ
2021年3月14日(日)
🇩🇪18:00 / 🇯🇵26:00 (翌 2:00) キックオフ
20/21 ブンデスリーガ 第25節
シュツットガルト (9位) vs. ホッフェンハイム (11位)
ハッシュタグ:#VfBTSG
会場:メルセデス・ベンツ・アレーナ
《放送》
スポーツライブ+ (CS800 / Ch.580)
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実況: 倉敷保雄 / 解説: 松原良香
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《オッズ》 (tipico)
シュツットガルト勝利:2.40
引き分け:3.60
ホッフェンハイム勝利:2.70
《過去の対戦成績》
1部:6勝 7分 8敗
2部:なし
ポカール:0勝 1敗
《前回対戦の結果》
2020年11月21日(土)
🇩🇪15:30 / 🇯🇵23:30 キックオフ
20/21 ブンデスリーガ 第8節
ホッフェンハイム 3-3 シュツットガルト
会場:PreZeroアレーナ
[得点者]
16' バウムガルトナー (TSG / 1-0)
18' ゴンサレス (VfB / 1-1)
27' ワマンギトゥカ (VfB / 1-2)
42' セセニョン (TSG / 2-2)
71' クラマリッチ (TSG / PK / 3-2)
90'+4 ケンプフ (VfB / 3-3)
[プレビュー&レビュー]
病魔と旧友に負けるな!20/21 ブンデスリーガ 第8節 vs.シュツットガルト - けれむのブログ
力尽きた後半AT。20/21 ブンデスリーガ 第8節 3-3 シュツットガルト - けれむのブログ
《トピックス》
・内弁慶と外弁慶。
今季の両チームは対照的です。ホームのシュツットガルトは、ホームで2勝6分3敗の勝ち点12しか獲得できてない一方で、アウェイで6勝3分4敗の勝ち点21を獲得している"外弁慶"です。このアウェイの成績はリーグで4番目にいい数字で、どれだけホームで勝ち点を落としているかが顕著に現れています。対するアウェイのホッフェンハイムはアウェイで3勝5分4敗の勝ち点13しか獲得できてない一方で、ホームで5勝2分5敗の勝ち点17を獲得している"内弁慶"です。このデータを覆して勝ち点3を獲得するのはどちらのクラブになるでしょうか。
・ホームチームが優勢な過去。
ホームのシュツットガルトは、このカードでの過去10試合で僅か2敗のみ(5勝3分2敗)と得意にしています。サポーターの熱量が凄いメルセデス・ベンツ・アレーナでのゲームは、アウェイチームを飲み込んでしまう雰囲気がありますが、今回のゲームはスタンドに熱烈なサポーターの姿はありません。過去の成績通りシュツットガルトが勝利するのか、ホッフェンハイムが14/15シーズン以来の勝利を掴むのか注目です。
チームニュース
・2月の月間MVPはべブーに決定!
ファンが選ぶTSGの2月の月間MVPはイフラス・べブーに決定しました。べブーは2月の全てのゲームに出場して3得点1アシストの活躍を見せました。上向きつつあるチームにおいて、彼の武器であるスピードを生かしたプレースタイルは欠かせないものになりつつあります。今後の課題としては、決定機を1つでも多く決めきること。それを達成できるようになれば、相手にとってさらに脅威になる選手になることは間違いありません。おめでとう、べブー!
Euer Spieler des Monats Februar ⤵️
— TSG Hoffenheim (@tsghoffenheim) 2021年3月6日
➡️ @beo__94 ⬅️#TSG | #Bebou | #TSGWOB pic.twitter.com/S7WGUBpkEC
・男子の"天敵"に勝利。
女子チームはホームでフランクフルトと対戦。前半のうちにエースのビッラなどのゴールで2点をリードして、そのまま逃げ切りました。男子の天敵から挙げた勝利はリーグ戦2試合ぶりで、この結果3位をキープしています。また、ビッラは今季ここまでに18ゴールを記録していて、男子の欧州5大リーグでもフルシーズンでこれだけのゴールを記録したオーストリア人選手はいないそうです。すごい記録です。
《TSGアカデミー/女子チームの試合結果》
[U23 / レギオナルリーガ南西]
3月6日 △ 1-1 ピルマゼンス
[女子チーム / 女子ブンデスリーガ]
3月7日 〇 2-0 フランクフルト
州の覇権を賭けて。
勝ち点3差の"バーデン・ダービー"。
今節はバーデン・ヴュルテンベルク州の街をホームタウンとするクラブによる、"バーデン・ダービー"です。ホームのシュツットガルトとアウェイのホッフェンハイムの差は僅かに勝ち点3と、順位が近い状況で迎えることになりました。前回対戦は撃ち合いになったこのダービー。ホッフェンハイムが先制してシュツットガルトが逆転。さらにホッフェンハイムが逆転してシュツットガルトが最後の最後に追いつくというもので、両者の特徴が最大限に発揮された好ゲームでした。前節はお互いにロースコアの緊迫したゲームを展開しましたが、今節は前回対戦と同様に撃ち合いの派手なゲームになるのでしょうか。州の覇権を賭けた一戦は、日本時間3月14日(日)26:00キックオフです。
4戦無敗で迎える今節。前回対戦の悔しさを晴らしたい。
前節ホームでヴォルフスブルクに勝利したホッフェンハイム。堅守が売りのチームからゴールを奪い、長い時間耐えきって掴んだ勝利はチームに自信を持たせるものになりました。ケガ人が徐々にチームに復帰して、過密日程も解消されて毎試合固定されたメンバーでゲームができていることが作用して4戦無敗(2勝2分)と軌道に乗ってきています。そんな好調なチームに追い風となるような明るいニュースがいくつかあります。今節の出場は不透明ですが、離脱していたポッシュとフォクトがチームトレーニングに復帰。また、金曜日にはガチノヴィッチが個別トレーニングを始めました。彼らの復帰で残り少ない試合での巻き返しを大いに期待したいところです。前回対戦では、タイムアップの笛まであと1分ほどで追いつかれて勝ち点2を落とす結果になってしまいました。また、現段階でブンデスリーガに所属しているバーデン・ヴュルテンベルク州のクラブとしては、最も低い位置にいます。前回対戦の悔しさを晴らすためにも、州の覇権を握るためにもアウェイとは言え絶対に勝ちたい一戦にチームは臨みます。
前節、先制点を演出したカデジャーベクと仕留めたバウムガルトナー。
残留がほぼ確実に。次なる目標はヨーロッパ。
1部復帰初年度で躍進を見せるシュツットガルト。若くて有望な選手が多い一方で、経験豊富なベテラン選手もいてチームのバランスが取れていて安定した戦いを見せています。前節までに積み上げた勝ち点は33で、近年の残留ラインになっている勝ち点35まではあと2ポイントと、残留はほぼ確実と言えるところまで来ました。そんなチームが目指す次なる目標はヨーロッパカップ戦出場です。7位との勝ち点差は僅かに2と手の届く位置にいるため、十分に目指せる状況ではあります。
シュツットガルトは前節、アウェイでフランクフルトと対戦しました。システムは3-4-2-1です。各ポジションの選手が必ず1つは「この選手と言えばこれ」という武器を持っているのが強みのチームだと思います。例えば、ワマンギトゥカは圧倒的なスピードがあり、ソサは正確無比なクロス、遠藤航は適切なポジション取りをしてゲームのバランスをとるというように、各選手が強い武器を持っています。ただ、この試合は相手のフランクフルトが3-4-1-2の布陣で臨んだこともあって、各選手に任されるエリアが被ることでフリーになる選手が少なく拮抗したゲームになりました。その中でも、先程名前を挙げたワマンギトゥカのスピードは脅威ですし、彼を軸にカウンターを仕掛けるので警戒しなければならないと思います。守備に関しては、コースを切りながら人数をかけてボールを取りに来るので、前節のように少ないタッチ数でボールを回すべきだと思います。また、ゴール前の攻防になった時には、ほとんどの選手が戻って守備をするので穴を見つけるのが難しくなります。そこで、積極的にミドルシュートを打つことで相手選手を引き付けてスペースを作り出すような工夫も必要になると思います。
プレスカンファレンス
セバスティアン・へーネス 監督
― 今節のスカッドについて。
「我々はまだ長期離脱者を抱えている。ノルトヴェイトの状況は良くなっているけど、ガチノヴィッチやアクポグマのように日曜日のゲームに出場することは無いよ。ポッシュとフォクトに関しては疑問符がついているね。場合によっては、彼らがトレーニングをどのようにこなすのかを確認する必要があるね。」
― 対戦相手のシュツットガルトについて。
「シュツットガルトはブンデスリーガで好調だね。VfBには様々なポジションに優秀でエキサイティングな選手がいるんだ。チームはこれまでのシーズンを通して、比較的安定しているね。シュツットガルトはカウンターがとても強い。我々にとって素晴らしい挑戦になるだろうね。我々は成し遂げる必要があるけど、相当なレベルの自信を持ってシュツットガルトに向かうよ。」
― 今節の試合は特別な機会だが。
「我々はバーデン・ヴュルテンベルクでナンバーワンになりたい。シーズンが終わるまでにフライブルクとシュツットガルトを抜いていきたいね。この試合はもちろんファンにとっても特別な機会だよ。」
― 今季の目標について。
「ハンターとしての役割を最大限に発揮したいね。手中に収めているものではなく、宿題をやりたい。今シーズンはまだ勝ち点30獲得できるんだ。良い道だよ。選手たちもそれを感じることができている。我々は懸命に努力を続けて、上位と接触するために勝ち点を獲得したいと思っているよ。我々は他のことについても見なければならないね。」
予想スタメン
kickerによる今節の予想スタメンは以下の通りです。
おわりに
ここまでシュツットガルト戦のプレビューを書いてきました。今節は絶対に負けられないダービーということもあって現地のサポーターはもちろんヒートアップしていますし、へーネス監督もこのゲームの重要性を訴えています。僕たち極東のファンもその熱量を感じ取ってダービーに挑むチームを後押ししたいですね。日本時間の26:00キックオフとなる今節ですが、仕事や学校が明日あるという方もリアルタイムでバーデンダービーを見届けましょう!そして、連勝してさらに上の順位に行けるように応援しましょう!
けれむ